安彦先生の部屋はじめに

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はじめに
うつ病患者とドライマウス
全身の病気と心の不調、
そしてドライマウス
心の不調による
ドライマウスへの対応
心の不調による、もう一つの
タイプのドライマウスへの対応
ドライマウスの改善は
少し気長に
エッセイ「敏感力」
部屋主の紹介
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お口は全身の健康状態が現れやすいところ
お口は食の入り口ですが、様々な全身状態が現れやすいところでもあります。
例えば、血液の病気があるとお口の中の出血が続くことになったり、免疫の異常、胃や腸の異常、ストレスなどがあると口内炎ができたりします。ドライマウスも様々な全身疾患によって発症することがわかっています。
緊張するとお口が渇くということは誰もが経験するように、ドライマウスは心の状態とも密接に関わっています。

唾液の分泌と神経
唾液の分泌量は自律神経という身体の活動を司る神経に影響を受けています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経は激しい活動を行った際に働くもので血圧が上がったり脈拍が早くなったりし、ストレス状態でも活発に働きます。副交感神経はこれとは逆にリラックスした状態で働きます。
緊張すると口が渇くという状態は、交感神経が優位に働いて唾液の水成分が減少した状態になっています。この状態では、唾液の量そのものが減少してしまう場合と、量の減少は僅かであっても水成分が減ることから唾液が通常よりネバネバとなり、ネバネバ感の症状として出る場合があります。

ストレス社会における心の病
「ストレス社会」と呼ばれる現代において、日常生活の様々な場面で受けるストレスは人々の脳に少しずつダメージを与え、うつ病や不安、心身症を引き起こすことがあります。
一生涯に少なくとも一度はうつ病に罹る可能性は、女性で10〜25%、男性では5〜12%との報告があります。人類の健康に関する世界的調査機関であるWHO(世界保健機構)の試算では、4人に一人が、一生涯に最低一度は精神疾患に罹るとの報告をしています。心の病は非常にありふれた病気であり、決して他人事ではありません。
残念ながら、日本は世界的にみても非常に自殺が多い国で、自殺大国との汚名を着せられております。自殺者の9割程度になんらかの精神疾患が関わっていると言われており、中でもうつ病が最も多いと言われています。

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