中川先生の部屋ドライマウスの治療

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ドライマウス治療は、ドライマウスの原因を見つけて、その原因を除去することです。
たとえば、糖尿病や腎疾患などの病気がある場合は、病気の治療をおこないます。常用薬の副作用が原因であれば薬剤の変更や減量をおこないます。ストレスが原因であればストレス除去に努めます。

でも、原因が分かってもなかなかそれを取り去ることができない場合もあります。そのときには、はじめに、つらい自覚症状をできるだけ早く取りさることを考えます。とくに痛みが心配でしょう。まず痛みをとり、少し落ちついてから、乾燥について対処していきます。

乾燥への対処は口腔の保湿です。内服薬、外用薬、ドライマウス用品に加えて、患者さん自身に努力してもらう唾液腺刺激療法をおこないます。乾燥の改善には時間がかかることも多いので、気長におこなうことが大切です。

ドライマウスの主な治療法
1 唾液分泌促進薬
【1】 塩酸セビメリン*
【2】 塩酸ピロカルピン
【3】 アネトールトリチオン
【4】 漢方製剤
2 唾液腺刺激療法
【1】 咀嚼による刺激(ガム咀嚼など)
【2】 味覚による刺激(ガム、キャンディーなど)
【3】 筋機能療法
3 歯科治療
4 粘膜疾患への対処
【1】 軟 膏
【2】 含嗽薬
【3】 抗真菌薬
(1)ミコナゾールゲル
(2)イトラコナゾールシロップ
(3)アムホテリシンB シロップ
5 粘膜の保湿
【1】 保湿剤
(1)保湿ジェル
(2)保湿剤配合の洗口液
(3)保湿スプレー
【2】 人工唾液
【3】 口中浄化スプレー
【4】 保湿装置(モイスチャープレート)
【5】 部屋の保湿
6 心身医学的アプローチ

*塩酸セビメリンの効能・効果は「シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善」です。各薬剤の詳細については、主治医・専門医にご相談ください。
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